2017年10月31日
脱出ゲームに見るファシリテーションの難しさ
10月28日は今シーズン最後の朝活。
これ以上続けると、7時開始だとしても、道が暗くて怖いから冬はおやすみです。
4月から毎週土曜日の朝に開催され、参加しているうちに気がつけば最終日。
早いものです。
最後の1回はホットドッグが迎えてくれました。

最後の会は、脱出ゲームをしました。
といってもパソコンのゲームではありません。
リアル脱出ゲームです。
後一時間で墜落する旅客機から、見事脱出せよ!という設定でスタート。ヒントが入った封筒を渡され、なぞを解いていくと脱出方法が判明するという、アレです。
しかも、今回のメインファシリテーターの趣向で、本来1時間あるはずの時間が半分の30分へ。飛行機に乗っている人のことなど、考えていない判断で、めでたく緊張感が高まるのでした。
3グループに分かれてスタート。

脱出ゲームと言われて封筒を渡されましたが、はじめは何をどうすればいいのかもわかりませんでした。
見ているうちに糸口が視えてきました。
アレして、コレして、ソレしているうちに、あーれーとなりました。
迫る時間の中で、何とか答えが視えてきました。
が、あと少しで時間切れー。
私たちのチームは脱出できませんでした。
できませんでしたが、なかなか面白いゲームで、途中起きるハプニングや問題の設定の仕方が妙にうまいのです。
ついつい夢中になってしまいました。
と、ここで終わると、単なる脱出ゲーム楽しみました!いぇい♪だけになってしまします。
ちょっとファシリテーション的に振り返ってみようと思います。
会議のおいてファシリテーションは、中立性を保ち、全体のプロセスに介入していく。
プロセスとは、論点、進め方、討議方法、論理などです。
ファシリテーター脳になっていると、封筒が配られて脱出への試みが始まった時に、チームでどのようにすすめていくのか、だれがどのように解決していくのか、などということが思考されます。
ですが、今回すっかり忘れていました。
この忘れていたあたりに、「練習ではファシリテーションがうまいこといくけど、本番でなかなか出来ない」という現象の一端があるのではないかともいます。
それは、方向性と緊急性です。
方向性とは、議論をどの結果に向けてすすめていくか、というものです。
ワークショップではあらかじめゴールが設定されていることが多いです。そこに向かって進んでいけばよい。
一般の会議では、新しいコンセプトを考えるとか、問題の解決策を決める、などが方向性にあてはまるでしょう。しかし、意外とゴールをどこにするかはきまっていません。
脱出ゲームでは、機内からの脱出、が方向性であり、見事脱出!がゴールです。
わかりやすかった。
緊急性とは、そのままの意味。「60分で決めなきゃ」など会議中にかかる進行への圧力です。脱出ゲームでも、早く脱出しなきゃ!と進行への圧力がかかっていました。
ファシリテーションの勉強をしていて、模擬会議やワークショップをしますが、そこでは方向性は決まっているものの緊急性は少ないです。お試しワークですから。なので、意外と冷静に、すすめることができます。
しかし、実際の会議では、ぐんっと緊急性が高まります。
上司が参加していたり、時間制限があったり、など。
この脱出ゲームは、緊急性が高い中でもファシリ脳を働かせることが出来るかを練習できました。
しかもゴールが明確な分、焦りが出てきます。
方向性と緊急性。
この掛け合わせで、ファシリテーターの実力が試されるのではないでしょうか。
結果、私は全然できなかったんですけど。
逆を言えば、方向性を定めて、緊急性に対応できるスキルアップをすれば、だいたいうまいこといくんじゃないかと思いました。
ねがいが叶うならば、もう一回やってみたいものです。
これ以上続けると、7時開始だとしても、道が暗くて怖いから冬はおやすみです。
4月から毎週土曜日の朝に開催され、参加しているうちに気がつけば最終日。
早いものです。
最後の1回はホットドッグが迎えてくれました。

最後の会は、脱出ゲームをしました。
といってもパソコンのゲームではありません。
リアル脱出ゲームです。
後一時間で墜落する旅客機から、見事脱出せよ!という設定でスタート。ヒントが入った封筒を渡され、なぞを解いていくと脱出方法が判明するという、アレです。
しかも、今回のメインファシリテーターの趣向で、本来1時間あるはずの時間が半分の30分へ。飛行機に乗っている人のことなど、考えていない判断で、めでたく緊張感が高まるのでした。
3グループに分かれてスタート。

脱出ゲームと言われて封筒を渡されましたが、はじめは何をどうすればいいのかもわかりませんでした。
見ているうちに糸口が視えてきました。
アレして、コレして、ソレしているうちに、あーれーとなりました。
迫る時間の中で、何とか答えが視えてきました。
が、あと少しで時間切れー。
私たちのチームは脱出できませんでした。
できませんでしたが、なかなか面白いゲームで、途中起きるハプニングや問題の設定の仕方が妙にうまいのです。
ついつい夢中になってしまいました。
と、ここで終わると、単なる脱出ゲーム楽しみました!いぇい♪だけになってしまします。
ちょっとファシリテーション的に振り返ってみようと思います。
会議のおいてファシリテーションは、中立性を保ち、全体のプロセスに介入していく。
プロセスとは、論点、進め方、討議方法、論理などです。
ファシリテーター脳になっていると、封筒が配られて脱出への試みが始まった時に、チームでどのようにすすめていくのか、だれがどのように解決していくのか、などということが思考されます。
ですが、今回すっかり忘れていました。
この忘れていたあたりに、「練習ではファシリテーションがうまいこといくけど、本番でなかなか出来ない」という現象の一端があるのではないかともいます。
それは、方向性と緊急性です。
方向性とは、議論をどの結果に向けてすすめていくか、というものです。
ワークショップではあらかじめゴールが設定されていることが多いです。そこに向かって進んでいけばよい。
一般の会議では、新しいコンセプトを考えるとか、問題の解決策を決める、などが方向性にあてはまるでしょう。しかし、意外とゴールをどこにするかはきまっていません。
脱出ゲームでは、機内からの脱出、が方向性であり、見事脱出!がゴールです。
わかりやすかった。
緊急性とは、そのままの意味。「60分で決めなきゃ」など会議中にかかる進行への圧力です。脱出ゲームでも、早く脱出しなきゃ!と進行への圧力がかかっていました。
ファシリテーションの勉強をしていて、模擬会議やワークショップをしますが、そこでは方向性は決まっているものの緊急性は少ないです。お試しワークですから。なので、意外と冷静に、すすめることができます。
しかし、実際の会議では、ぐんっと緊急性が高まります。
上司が参加していたり、時間制限があったり、など。
この脱出ゲームは、緊急性が高い中でもファシリ脳を働かせることが出来るかを練習できました。
しかもゴールが明確な分、焦りが出てきます。
方向性と緊急性。
この掛け合わせで、ファシリテーターの実力が試されるのではないでしょうか。
結果、私は全然できなかったんですけど。
逆を言えば、方向性を定めて、緊急性に対応できるスキルアップをすれば、だいたいうまいこといくんじゃないかと思いました。
ねがいが叶うならば、もう一回やってみたいものです。