2017年09月04日
参考になったけど怖かった。ドロシー・ロー ノルト「子どもが育つ魔法の言葉 (PHP文庫)」読了
本屋さんで平積みにされていた所を、電車待ちにと購入してしましました。
けっこう売れている本なんですね。
日本でも120万部を超えるベストセラーだとか。
これを手にした理由は普段の買い物中にみた光景でした。
スーパーとかで、おどりゃー!すどりゃー!と声を大にして子どもを叱りつけている親。
「そんなに言わなくてもいいんじゃないのかな」
「黙れと怒っても、2,3歳の子どもがそれを理由を含めて理解できるのかな」
と見ていました。こっちが怖くなるくらい怒っているかたもいらっしゃいます。
私はその子の親という当事者ではないです。そして、距離の遠い立場で見ていました。だからかもしれませんが、他の関わり方はないのかと思いました。
もしかしたら、声を大きくして怒ることも技術として必要なのか、子育てとはきれいごとばかりではないのか・・・と子どもとの関わり方に関心を抱いたときに見つけた本です。
こんな説明がありました。
内容は、シンプルな言葉で綴られていると書いてある通り、読みやすい内容でした。
表紙カバーが二重になっていて、外側の裏側に「認めてあげれば、子どもは・・・・」という詩?が書かれていました。
本書の柱となる文章です。
トイレに貼るのにぴったりな感じです。ちょっとした相田みつおの言葉集みたいなもんですね。
内容は、とても参考になる本だと思いました。
反面、恐ろしさも感じました。
本書は親の言動が子どもの学習に大きく作用することを、事例をだしたり、具体的な声掛けや方法を紹介した本です。
「学習する」とはいい意味でも悪い意味でもあり、けなしたり、馬鹿にすると子どもにとって悪い学習をし、逆に励ましたり、認めたりすると良い学習をする。
それは親のかかわり方1つですよ。と暗に訴えている(ように思えました)。
しかし、その部分こそ、この本の恐ろしさでもあると思いました。
なぜならば、子どもが社会に適応できない成長を子どもがした場合「親の育て方が悪い」と、親に全責任を責任押し込めてしまわないかと思ったからです。
子どもが不良になったら親が悪い。
子どもの成績が悪いのは親が悪い。
子どもが粗暴なのは親が悪い。
そんなふうな風潮を強めてしまわないのかと。
自分の参考にするならば面白い本。それを過度に信仰し、他人に当てはめてしうなら怖い本。
そんな感じでした。
けっこう売れている本なんですね。
日本でも120万部を超えるベストセラーだとか。
これを手にした理由は普段の買い物中にみた光景でした。
スーパーとかで、おどりゃー!すどりゃー!と声を大にして子どもを叱りつけている親。
「そんなに言わなくてもいいんじゃないのかな」
「黙れと怒っても、2,3歳の子どもがそれを理由を含めて理解できるのかな」
と見ていました。こっちが怖くなるくらい怒っているかたもいらっしゃいます。
私はその子の親という当事者ではないです。そして、距離の遠い立場で見ていました。だからかもしれませんが、他の関わり方はないのかと思いました。
もしかしたら、声を大きくして怒ることも技術として必要なのか、子育てとはきれいごとばかりではないのか・・・と子どもとの関わり方に関心を抱いたときに見つけた本です。
こんな説明がありました。
親は、子どもにとって、人生で最初に出会う、最も影響力のある「手本」なのです。子どもは、毎日の生活の中で、よいことも悪いことも、親から吸収していきます。
本書は、よい子を育てるために親が知っておかなければならない知恵が、誰もが共感できるシンプルな言葉で綴られています。「けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる」「見つめてあげれば、子どもは、頑張り屋になる」「認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる」「和気あいあいとした家庭で育てば、子どもは、この世の中はいいところだと思えるようになる」など、子育ての不安を解消する魔法の言葉がいっぱいです。
内容は、シンプルな言葉で綴られていると書いてある通り、読みやすい内容でした。
表紙カバーが二重になっていて、外側の裏側に「認めてあげれば、子どもは・・・・」という詩?が書かれていました。
本書の柱となる文章です。
トイレに貼るのにぴったりな感じです。ちょっとした相田みつおの言葉集みたいなもんですね。
内容は、とても参考になる本だと思いました。
反面、恐ろしさも感じました。
本書は親の言動が子どもの学習に大きく作用することを、事例をだしたり、具体的な声掛けや方法を紹介した本です。
「学習する」とはいい意味でも悪い意味でもあり、けなしたり、馬鹿にすると子どもにとって悪い学習をし、逆に励ましたり、認めたりすると良い学習をする。
それは親のかかわり方1つですよ。と暗に訴えている(ように思えました)。
しかし、その部分こそ、この本の恐ろしさでもあると思いました。
なぜならば、子どもが社会に適応できない成長を子どもがした場合「親の育て方が悪い」と、親に全責任を責任押し込めてしまわないかと思ったからです。
子どもが不良になったら親が悪い。
子どもの成績が悪いのは親が悪い。
子どもが粗暴なのは親が悪い。
そんなふうな風潮を強めてしまわないのかと。
自分の参考にするならば面白い本。それを過度に信仰し、他人に当てはめてしうなら怖い本。
そんな感じでした。