2017年09月17日

もっと早く読めばよかった・・・:ジェームス・W・ヤング「アイディアのつくり方」読了

企画や論文などで新しい知見・・・・いうなればアイディアが欲しい時、それを意図的に生み出すことができたらどんなに楽だろう。
今回、読んだ本は「アイディアのつくり方」
ジェームズ・W・ヤング著。

もっと早く読めばよかった・・・:ジェームス・W・ヤング「アイディアのつくり方」読了

初版の発行が1988年と、私がまだ幼少の頃。
でも原著の初版は1940年。

ん?

太平洋戦争終決が1945年。

んん?

1940ねぇん!!

終戦どころか日独伊三国軍事同盟が成立した年です。

それほど、前に世に出されたものが、現代も生き生きと幅を利かせている。
ちなみに私の持っているのが2017年の第70版。

それほど読み続けられているものなんですね。

アメリカの実業家のヤングさんが、「どうしてあなたはアイディアを手に入れるのか?」という問いに答えたもの。

良いです。
非常に良いです。

一番のオススメポイントは100頁ぐらいしかなくて、あっという間によめるところ。
解説とかも除けば50頁ぐらい。

非常に読みやすい。
良いですね。

古い時代に訳されたので、多少言葉の使い回しがのっぺらりしていますが、問題なし。
たとえ歯磨きの途中に読んだとしても、たとえトイレで読んだとしても、たいして時間がかかりません。


ヤング曰く、

アイデアの作成はフォード車の製造と同じように一定の明確な過程であるということ、アイデアの製造過程も1つの流れ作業であること

操作技術によってはらくものであること

この技術を修練することがこれを有効に使いこなす秘訣である


と。

つまり、アイデアは天才が享受できる才能でも、高学歴覇者が授かる栄光でもなく、練習次第で身につく技術であるということです。

なーる。

説明は簡単であるとも言っています。

簡単に書きます。
①資料集め
②資料の読み込み
③関連付け
④ひらめき
⑤ひらめきの実証

はい。
これをすれば閃きます。

意外と地味な方法だと思うかもしれませんが、新しいアイデアを生み続けた実業家の経験はそのように語っています。
そして
アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何物でもないということです
と述べています。

アイデアはまったく新しいところから、フッと出てくるものではないのですね。
万有引力の法則を発見したニュートンも、りんごがおちるのを見てフッと思いついたワケではないのです。
その発見のウラには、沢山の下積みがあるのでしょう。

①と②はアイデアが生まれてくる頭をつくるための、耕す作業といっていいのかもしれません。

以上のようにアイデアのつくり方は本当に書けば簡単です。
が、著者はこれを実行するのはなかなか難しいとも言っています。
何事も沢山の下積みと仕込みをしないといけないのですね。

逆を言えば、コツコツでもやっていけば、ある日、凡人の私でも「ユリイカ!」と言える日が来るのかもしれません。
もっと早くに読んでいれば、もっと真面目に資料を集めてたのに〜。
でも、頑張りたいと思います。
おし。まずは寝て明日から頑張りたいと思います。



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Posted by 峰政 裕一郎 at 20:00│Comments(0)感想
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