2017年10月07日

エイリアン:コヴェナントを見に行った感想〈ネタバレある〉エイリアンシリーズ初めての男視点

エイリアン コヴェナントを見にいきました。
エイリアン:コヴェナントを見に行った感想〈ネタバレある〉エイリアンシリーズ初めての男視点

行く前からビビリまくっていました。
生まれてこの方、エイリアンというものを見たことがありません。
記憶にあるエイリアンは、バカ殿のパロディーです。

そんな私ですが、このたび仕事の関係もありましてエイリアンをみることになりました。エイリアン コヴェナント。
「遂に明かされるエイリアン誕生の秘密」とか言われても、私にとっては誕生もなにも今日が初めてで、秘密といわれても全てが不明です。

コヴェナントってなんだろう、って思ったら、宇宙船の名前だったんですね。
ネタバレです。

ストーリーを超簡単にいいますと。
①宇宙船に乗って、地球に代わる新たな星を探しているチームがいます。
②偶然、良い星みっけ!電波でてるし目的の星より近いからいってみよう。
③探索隊作って探索だ〜。なんじゃ?人類の痕跡があるぞ。
④なんかメンバーが変な生物に寄生された。やばい。
⑤助けてくれたアンドロイドにすみかに行きました。
⑥やっぱりやばい。このアンドロイドがエイリアンを作ったな。
⑦脱出〜。
⑧宇宙船にもどったメンバーが寄生された!でも倒したよ。
⑨改めて目的の星を目指すよ。冷凍休眠しよう・・・あれ
⑩ありゃ!うちのアンドロイドと思ったら敵のアンドロイドじゃん。プシュ~ZZZ。

という感じでした。
怖くて怖くて、耳の穴が広がるんじゃないかって思うぐらい、指で耳栓していました。
来るぞ来るそ、、ともう時に、やっぱり来るんですね。
エイリアン。

白い、生まれたてのちっちゃいやつから、よくCMでみるでかいヤツまで。

映画全体としては、なんだかんだと楽しめました。
もともと怖い映画を苦手としていて、初めてこういう映画をみたので、ドキドキです。「何言っているの?もっと名作があるだろう?」。と言われるかもしれません。そうかもしれませんが、初めてエイリアンを見た男の感想は、ドキドキの怖さでした。

映画の変な所を指摘すると、それは尽きることはありません。
例えば、発見した惑星に降り立ったときの警戒の無さ。
あなた達地球代表のメンバーだよね!?と言いたくなります。(実写版宇宙戦艦ヤマトのクルーよりはしっかりしています)
そもそも、貴重な人材をいきなり未開の星に投下するのか。
鳥や動物が全くいないことを表現していたが、もしそうならば、地球のような緑がキレイに整った生態系は成り立たないだろうに・・
など、言えばきりが無いです。

そんな重箱の隅をつつくようなことはおいといて、この映画は、ちょうど2017年の今に問いかけている映画だと思いました。


それについて書いていこうと思います。

映画は、AIをもったアンドロイドから始まり、アンドロイドのシーンで終わります。

映画上に登場する2体のアンドロイド。
ひとつは旧式で、性能は新型に劣るデヴィッド。
ひとつは新型で、治癒能力を備えるウォルター。

デヴィットとウォルターの大きな違いは、ウォルターは性能も良く、純粋に命令されたことろ着実にこなせるが、クリエイトの機能を持っていない。
つまり、きれいにピアノを弾くことができても、たとえ簡単な音楽でさえウォルターは作曲することができないのです。
反面デヴィットは、クリエイトすることに興味をもって、それを実行することを使命と感じています。

そのことが、主人の博士を殺し、新たな生命(エイリアン)をつくることを掻き立てたのでしょう。
宇宙船へ脱出したあと、エイリアンが船内で移動する中、モニターを通して見る表情は、少し残念そうに見えます。生み出した生体を、宇宙船をのっとるという計画のため殺すことをしなければならない、という複雑さがでていたのではないでしょうか。

2017年の現代でAIは、非常に注目を浴びています。
将来、AIに仕事を奪われるとまで言われている現代。AIが、正確な意味で出来ないことに、まだクリエイトがあります。
数多くの学習などから、行動や物の改善や修正はできるでしょうが、クリエイトまでは至っていない。

いや、今のAIだって音楽を作曲したりする。だからクリエイトは可能だ
という意見もあるでしょう。

けれどそれは、AIが快楽や喜び、悲しみや意欲をもって創っているとは言えない。
「曲を作る」というスタートがあって、人間に合う音楽を作っているのだろう。

映画の中で、旧式でクリエイトを目指すデヴィットは、夢をみると言います(言ったような気がします)。
反面、新型のウォルターは「夢など見たことがない」と言います。



それがこの映画の一番の問いかけではないだろうかと思いました。

もし、AIが夢を見るようになったらどうなるだろうか。
もし、それが出来るようになったら、現代社会は大きな交差点を迎えるでしょう

夢をみるデヴィットは、ウォルターに曲目?の間違いを指摘されます。
夢をもつことは、自分の好みをもつことで、つまり、価値で判断できることであります。主観をもつということです。なので、もしかすると夢をもったデヴィットは、自分の主観をもつことで、アンドロイドなのに記憶の間違いを犯すということをしたのかもしれません。人間より精巧な作業が求められるアンドロイドが、進化をしたら、間違いをおかすようになったという矛盾ではないでしょうか。
あと、人間は決してアンドロイドのように精密なことは出来ないと言いたかったのかもしれません。
そんな示唆をくれた映画でした。

という感想になりました。エイリアン コヴェナント。

これをきっかけに、エイリアンシリーズのDVDを借りてやろうかと思います。
DVDなら見れる気がします。
早送りとか音を消したりできるので。画面だって映画館よりちっちゃいし。
こわくないやい。

その前にDVDをプレーヤーを買わなきゃ、、です。



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Posted by 峰政 裕一郎 at 20:00│Comments(0)感想
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