2017年10月11日

本当は真っ当なスキル。木村尚敬「ダークサイド・スキル 本当に戦えるリーダーになる7津野裏技」読了

会議などが頻繁にあるので、どうにか早く終わらせたいなぁと、常々思っています。
それも、ただ終わらせるのではなく、満足して、みんなが充実して、納得して終わらせたいなぁと思っています。
そのために、学びはじめたファシリテーション。

ファシリテーションを学ぶ中、よく言われているのが、ある程度ファシリテーターは「中立」であることです。
ファシリテーション力が集団で向上してくると、その集団内で活発な意見が止まる現象が起きる時があります。中立を意識しすぎるがゆえの、不活性化。活動を促進させるファシリテーションを学ぶことで、活動が抑制されるという矛盾。
私は勝手にこれを「ファシリテーター パラドックス」と呼んでいます(笑)。

なので、変な話、組織活性化のためのファシリテーションは必要だが、それは中立のようで中立でないものが必要なんじゃないかと思ったりしているのです。
それをブラックファシリテーションと、これまた勝手に呼び、勉強中でした。

そんな事を考えている時に、Amazonがこの本を勧めてきやがったのです。

木村尚敬「ダークサイド・スキル 本当に戦えるリーダ位になる7つの裏技」
本当は真っ当なスキル。木村尚敬「ダークサイド・スキル 本当に戦えるリーダーになる7津野裏技」読了

えい

ぽちっ

著者が「この本が主に対象としているのは、いわゆる古くて大きな会社で、大企業病にかかっている会社です」と書いてある通り、そういった規模の会社のミドル(中間管理職的な人)に向けて書かれた本です。
論理的思考能力、財務・会計知識などをブライトサイド・スキルと呼んでいます。
人に影響力を与えたり、時には意のままに操るような、もっと泥臭いシューマンスキルをダークサイド・スキルと呼んでいます。

買って気が付きましたが、私の勤務先の規模と立場と大きく異るので、実感をともなって「ああ!なるほど!」・・・とは成りませんでした。
が、活用できる視点は多数あり、それなりに楽しめました。

ダークサイド・スキルと言っても、心理的な追い込みやマインドコントロールといったことではなく、自分の弱さと向き合い、着実に組織に人間の根を張り、煩悩に打ち勝ち、自分の原点に根ざし、態度や行動で示すというひどく真っ当な事がかいてありました。ミクロ、メソ、マクロの規模感で言ったら、ミクロ(具体的方法)というよりメゾ(方向性)ぐらいの抽象度でした。

私にとっては読みやすく、内容もそれなりに拾うところがありました。

2時間もあれば全体をさらーと読めます。
組織を変えたいなと、思う中間管理職の方にはおすすめの一冊です。

2017年7月に発売されて、9月で第5刷・・・売れていますね。



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Posted by 峰政 裕一郎 at 20:00│Comments(0)感想
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