2017年10月01日

「誰でも芭蕉」で出来た俳句が斜め上だった。場がいっきに活性化したアイスブレイク

芭蕉といえば俳句。
俳句と言えば575。
575と言えば337拍子。7しか合っていない。

会議や研修でのグループワークで、ディスカッションが始まる前に、場の雰囲気をつくる技術をアイスブレイクと言います。
空気がぎこちなかったり、緊張していたり。
そういった固いアイスを壊す(ブレイク)技術です。
場の雰囲気をつくるだけではなく、グループ分けをしたり、眠気を覚ましたり、名前を覚えたり、意図を伝えたり・・・・と使い方によっては活動の強い味方になる技術。

そんなアイスブレイクで、最近やったのが「誰でも芭蕉」
初めて聞きました。
破天荒と言われた一休は、それでも和尚(オショウ)。
肉の味を引き立てるのは、塩コショウ。
いやいや、今回は、誰でも芭蕉。

仲間が提案・進行をやってくれたんですが、スピード感と偶然性がありワイワイ感もりもりでした。

準備はA4の用紙とプロッキー(水性マジック)
4人〜6人ぐらいのブループになります。
1人づつA4用紙一枚とプロッキーをもちます。
司会の合図で始めます。
用紙に好きなひらがな一文字を書きます。
書いたら、時計回りに用紙をグループ内で回します。
用紙をもらったら、前の文字に続く言葉を、これまたひらがな一文字かきます。
そして時計回りに回します。
これをテンポよく繰り返して、575の俳句を作っていきます。
俳句ができたら終了。
みんなで出来上がった作品を見てみみましょう。

やってみると、うまいこと日本語になっているものから、日本語になっているけど意味がつながっていなかったり、もはや日本語でなかったりした俳句が出来上がります。そのごちゃごちゃ具合が変に古文っぽい奥ゆかしさを醸し出していました。
「誰でも芭蕉」で出来た俳句が斜め上だった。場がいっきに活性化したアイスブレイク

短時間で交流もできておもしろさもある。
誰でも芭蕉おそるべし。

ちなみに、アイスブレイクは私の考えではあくまでも、場作り、関係づくり、気持ち作りのツールです。
アイスブレイクのアクティビティ事態がメインでは無いと思っています。
いろんな研修に行っていると、「え?それ必要?」とか思えてしまう場に出くわします。
特に、苦手なのが、「じゃあ今からアイスブレイクしまーす」と言われて始まるやつです。
それがアイスブレイクなのかなんなのかは、参加者の立場からしたらあまり意味がないことだと思うし、ただすればいいというものではないからです。
アイスブレイクは場作り、関係づくり、気持ち作りのツール。
再確認です。

追記です。
「だれでも芭蕉」というアイスブレイクの出典を明記していないというご指摘をいただきました。
このアイスブレイクは東京で活動する「チームファシリテーションラボ」で開発されたもの、ということを教えて頂きました。
至らない所もあります。ご意見ありがとうございました。

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Posted by 峰政 裕一郎 at 20:00│Comments(0)ファシリテーション
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